Java Joe

カナダで暮らすギター好きなオヤジのブログ ☆ since 2012

XOTICのギター


ちょっと前になるけど、XOTICのギターを手に入れ申した。
SSSでヴィンテージっぽいストラトが欲しかったんだけど、本家フェンダーはレリック加工ばかり。
あまりレリックは好きじゃないし、ってか傷付ける加工のために値段が上がるってどうなのよ。

レリック無しのモデルがたまにあっても21フレットだったり。
そんなこんなで、目を付けたのがXOTICのギター。
こっちはレリックじゃなくてエイジングと言ってますが、オプションでエイジング無しが選べる。

が、カナダには取り扱いディーラーが1軒しかない・・・
その店のHPのぞいてもXOTICの“X”の字も出てない。
なんかやる気ない感じの店だったんでどうしたモノかと。

そんなある日、XOTICのHPみたら、ダイレクト販売してるじゃないですか。
オーダーフォームに希望スペック書いて送れば、注文出来るみたいなんですわ。
そして完成品を配送してくれると。

コレ画期的!
カナダみたいに正規ディーラーが少ないは、アメリカより3割増しの値段で買わねばならぬわの、格差国家では、とってもありがたいシステムです。
他のメーカーもこの方法にしてくれんものか。
いやホント、アメリカ本国と同じ値段で買えるって素晴らしい~!
もちろん両替レート&関税でちょいと割高にはなりますけども。

と言うワケで早速欲しいスペック書いて送ってみた、らば、Youの使ったシートは古いヤツだったから新しいのに書き換えといたYo、という返信がすぐに来た。
おいおい、あんたのトコのHPから昨日落としたばかりのシートなのになんで古い?
確認したら、新しいシートは価格設定が違う。
つまりは値上げしやがったんですな。
日付を見たら2ヵ月前の更新。
2ヶ月前に注文しとれば、もそっと安く買えたのかぁ、と思うも後の祭りでワッショイ。

気を取り直して内金払って、4~6ヶ月で出来るから待っててね、ってコトで待ってたら5ヶ月で我が家にやって来たコイツです。

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色はLake Placid Blue。
青が好きなモノで。ストラトで青と言えばこの色でしょ。

ケースはSKB48、じゃなくてSKB製。
汎用品だからちょっと隙間空いてるけど軽くて丈夫な感じがグッドです。


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ピックアップはRaw Vintage製。
50年or60年代サウンドの2択で、60年代の方(RV-60)をチョイス。

ピックガードはミントグリーンにしました。
PUカバー&ノブはパーチメントを選んだのだが、ノンエイジド仕様のためか、普通のホワイトですなコレは。

ちなみにノンエイジドはオプション扱いで追加料金取られます。
加工しなくていいのだから、その分、安くなるのかと思ったら違ったのね。
何でだろ?


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XOTICの特徴の1つ、虎目ローステッド・メイプルネック。
良い感じにトラトラしてますな。

ネックのシェイプは“Modern C”の一択でチョイス不可。
モダンとは言え、今どきのギターに比べると太いです。
でもコンパウンド・ラジアスなんで、特に弾きにくいとは思いませぬ。


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ブリッジ&スプリングもRaw Vintage製。ウラのカバーは無しです。


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ペグはGOTOHのクルーソンタイプ・ロック式。
見た目ヴィンテージだけど中身は新しいってのがありがたい。


音の方はですね、これがビンテージの音ってことなんだろうな。
良く言えば、抜けがよくて枯れた感じの音。
普通に言えば、高音がキツい音。

自分が持ってる他のギターにくらべ、フロントの音が固めでちょっと驚いた。
リアもパンチがあって、他のギターに合わせたセッティングでコイツを使うと耳が痛くなります。
もちろんヴィンテージ系ってことで、音量低めだから音は作りやすいし問題なし。
ってかこの感じを欲していたワケでありますよ。


ところでXOTICって、カリフォルニアで日本の方が起こしたブランドなんですな。
知らなかった・・・

創業者のHiro Miura氏は現在ご自分のブランドでベースをメインに製作してるそうな。

Miura Guitars U.S.A. – Never complete, keep evolving.


XOTICの方は、エフェクターを日本で販売するためにPCIという会社を作り、現在はそのPCI(本社はカリフォルニア)がXOTICやRaw Vintageを展開しているらしい。

ってコトでPCIの社長さんは日本のお方。
社員にも日本の方がいるようで、オーダー時のやり取りは英語名の人だったけど、会計&シッピングの連絡は日本名の方からメールが来た。

試しにメールに日本語も添えて出したら、社長さんが日本語で返信してくださいまして
一気に親近感マックス!
海外で頑張ってる日本人は大いに応援したい!

最近、ハードなエイジング加工やトラ目メイプルネックが流行りで本家フェンダーも出しまくってるけど、このスタイルは、自分の知る限りXOTICが元祖なんじゃないでしょうか?
そして各社がこぞって出してるミニサイズのエフェクターも、XOTICのEPブースターが元祖のような・・・

日本人が起こしたブランドがアメリカの流行をリードしてるって、何とも嬉しい話であります。
んなワケなんで、みな様方にも大いにお勧めしたいXOTICのギターでした。



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