ASIA “Don't Cry”
ASIAの“Don't Cry”をカバーしました。
G Forceさんとのコラボ第4弾であります。
プログレには疎い自分でも、さすがにエイジアの名前は知ってました。
でも元イエスだとか、キングクリムゾンだとか言われても何のことやら、って感じ。
エイジアにしてもヒット曲"Heat Of The Moment"が記憶に残っていたぐらい。
いつもお世話になっているボーカリストのK'coさんから、この曲のリクエストを頂きまして、G Forceさんに打診したところ、これまたご快諾頂き、このコラボとあいなった次第であります。
とは言え、この曲、鍵盤類がたっぷりのアレンジ。
シンセもストリングス系とブラス系とベース系が総出演。
加えて全編ピアノも入ってる!
これは自分では耳コピ出来ないと思い、G Forceさんに泣きついたといころ、ご親切にG Forceさんが耳コピと打ち込みを引き受けて下さいました。
そしてG Forceさんが打ち込んだStudio Oneのデータを受け取り、いつものCUBASEではなくStudio Oneを使ってそのデータを仕上げ、オケを作ったという次第。
この曲、シンセの感じ、鍵盤各パートの絡み方がスゴく良いですよね。
自分じゃこの雰囲気は絶対に出せなかったと思います。
G Forceさん、歌だけじゃなく鍵盤類にも強いスゴいお方です。
考えたらプログレ系(ASIAがプログレと言えるかどうかは知らんけど)をカバーするのって初めてかも。
なのでいつもと考え方を変えて臨みましたです。
ギターは左右に1本ずつ入れたい!という願望も抑え、鍵盤メインでギターは控えめ。
逆にいつも控えてる空間系&揺れ系エフェクト成分は多めの増しマシで。
この曲、ギターが弾いてるメロディは、冒頭に出てくる1パターンのみなんですな。
それを繰り返してるだけ。
で、メインとなる部分ではエフェクトを加えて音質を変えてる。
甲高い音で、1オクターブ上の音が重なってるような音です。
そのエフェクトはオクターバーなのかギターシンセなのかよく分からんので、同じ雰囲気を出そうといつものFractal AXEで試行錯誤した結果、ワーミーが割と近い感じでした。
でも、ちょっとクセが強すぎて曲調に合わない合わない・・・
結局、DAWの機能を使って1オクターブ上げた音を元の音に加えて使いましたとさ。
そこら辺の小技やツボをついたオブリなんかは、とってもプログレの香りがして、スティーヴ・ハウさんカッコ良いです。
ギターはJames Tyler、音は前述の通り、Fractal AXEで作りました。
オケは、これまた前述の通りG Forceさんが打ち込んだデータに私の持ってる音源を当て、ギター演奏を加えて作りました。
この曲、ポップでメロディアスだから、さらっと聞き流せる感じだけど、よ~く聴いてみると凝ったアレンジが満載です。
そこら辺がいかにもプログレ出身の実力者の集まり、そんな印象です。
三つ星シェフ集団が本気でインスタントラーメン作ってみた、みたいなトコでしょうか。
これはハマりますよねぇ。
シンセとコーラスの厚さ、その2点がこの曲の肝だと思うのですが、G Forceさんのおかげで、特にその2点においては良い雰囲気が出せたのではないかと思っております手前味噌ながら。
Music Trackでの公開ページはコチラです↓
G Force:Don’t Cry / ASIA - ミュージック : musictrack
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