Java Joe

カナダで暮らすギター好きなオヤジのブログ ☆ since 2012

BOSTON "Don't Look Back"

 

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みな様ご存じの名曲、ボストンの“Don't Look Back”であります。
いつかはやってみたいと永年想い続けて早数十年。
やっとカバーすることが出来ました。

この曲、色々な意味でスゴいですわな。
計算し尽くされた感のあるメロディ、構成、Vo&コーラスの美しさ。
そしてギターの音とアレンジ!
インパクト大なカッティング、メロディアスなソロ、これ以上ないという位の完璧なハモリと、それらを心地良く奏でる独特な音。
これはもうロックの歴史に残る名曲であります。

そんな曲をカバーするとなれば、レスペクトの意を込めてオリジナルの忠実な再現を目指すしかない。
そう意気込んで取り組んでみた。・・・まぁ意気込みだけは。


歌ってくださったのはG Forceさんです。
G Forceさんには無茶振りしてしまったようで申し訳なかったです。
やっぱコレ、キーが高過ぎ。
でも、音作りには拘りたいし、キーを下げて曲の雰囲気が変わるのは避けたいし、と言うことでチューニングで対応できる半音下げで歌って頂きました。

無理難題を押しつけてしまったにも関わらず、G Force、正確なピッチで歌ってくださいました!
ちゃんと高音も出てる。スゴい!
この曲の特徴であるハーモニーの美しさも完璧に再現! 素晴らしい!
G Forceさんに歌って頂けてホント良かったです。

で、ギターの音作りに関しては色々と試行錯誤を。
この曲やるには、あのトム・ショルツの音、ロックマンを使った音が必要不可欠なのですな。
当初、Kemper ProfilerかFractal AXEの、ロックマンを再現したプリセットを使うつもりだったのだが、使ってみるとソロは良い感じでも例のカッティングが何か違う・・・

他にもロックマンの音を再現したモノはないか探したら、ちょっと前に出たAmpliTube“Joe Satriani”にロックマンX100のシミュが入っていることが分かりまして、思わず手を出してしもうた。

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コレが結構良い雰囲気で、それ使うことに決定。
ソロ&アルペジオにも全部AmpliTubeのロックマンX100を使いました。
ギターはソロにPRSのMcCarty594、それ以外はJames Tylerを使用。

ミックスにもかなり時間をかけたのだけど、この曲、ギターのアレンジが見事だから、多少ラフなミックスでもキレイに聞こえちゃいますよね。
その分、気は遣ったけど、長年憧れたあの感じを再現出来てとってもハッピーな作業でした。
・・・ま、再現出来たと言えるかどうかは別問題だけれども。

結局一番大変だったのは、冒頭一発目のソロだったりする。
ベンドダウン気味に入って即アップ、そしてまたダウン。微妙な音程をキープするのが難しい。
更にその後のベンド&ビブラートも絶妙なタイミング。
更に更にその後の3連符もどき。
変則的に弾いてるのだろうけど、なんかミスしてるようにも聞こえる微妙な速弾き。

それらのニュアンスをちゃんと再現しないと、冒頭からどスベり間違いなし。
なかなか弾けなくて、たぶん50回くらい弾き直したんじゃないだろうか。
それでもまだ何か違う気がする・・・。
スミマセン、どうかコレで勘弁してやってください。

ギタリスト個人のフィーリングが色濃く反映されてるフレーズって、聞く分にはカッコ良くて好きなんだけど、コピーするのはホント苦手だす。



これでまたバケットリストの1曲をチェックすることが出来申した。
協力してくださったG Forceさんには感謝の念が尽きませぬ。
本当にありがとうございました。
いやぁ~今回もまた楽しいコラボでありました。


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HAPPY NEW YEAR!!

 

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明けましておめでとうございます。
昨年もたくさんのご愛顧をありがとうございました。
今年もまったりと続けていく所存ですので
どうぞよろしくお願いいたします。

以前のようなマスクのいらない生活に早く戻れますように・・・。



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島谷ひとみ「やさしいキスの見つけ方」

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島谷ひとみのカバー第2弾は「やさしいキスの見つけ方」であります。
ボーカルは第1弾「ANGELUS-アンジェラス-」と同じく谷口架音さんです。
そして今回はコーラスにG Forceさんも参加してくださいました。

いやぁね、島谷ひとみと言うと、前回のアンジェラスのようなロック調&アニソン調のカッコいい曲がたくさんあるのですけど、この曲みたいなゆったりした感じ、曲名でもある優しい感じの曲も良いのですな。
谷口さんのお声なら、絶対にこの曲も合うと思いまして、ボーカルをお願いしてみた次第。

そしてこの曲、男声コーラスが良い感じで入っているのです。
歌詞に出てくる「あなた」のイメージにピッタリな優しい感じのコーラスなんです。
これはもうG Forceさんにお願いするしかないよなぁと思い、お伺いを立てたところご快諾頂きまして、スゴ腕&美声の持ち主お2人の豪華なコラボと相成りまして候。

谷口さんが歌うコーラス・パートもとってもステキなのですが、そこにG Forceさんの歌声が加わるともう最強。
谷口さんの表情豊かな優しい歌声&控えめにそれを見守る体のG Forceさんの甘いコーラスに癒やされます。
ずっと聴いていたくなるようなスウィートさ。
もう最高であります。

オケにはヤマハデータショップのMIDIデータを使いました。
エレキとアコギ・ストロークは自分で弾いてます。
アコギのアルペジオは、打ち込み音源が良い感じだったのでそのまま使ってしまいました。
自分ではこんな正確かつキレイに弾けるとは到底思えず・・・アコギ苦手でスミマセン。

このMIDIデータ、アコギアルペジオも良い感じだったけど、他パートも秀逸でして、サスがプロのお仕事。
色々な音が入っててですね、そいつをミックス&音作りしやすいように各パートをオーディオデータに書き出して・・・等々やったので、使ったトラックの総数が大変なコトになってもうた。

さらにはG Forceさん渾身のコーラスが8トラックも!
裏方で目立たないとは言え、G Forceさんのコーラス、気合い入ってます素晴らしいです。

そんなワケで最後は全体を把握出来なくなった感がありましたが、何とか完成に至りホッと一息。
使ったギターはSuhr ModernとアコギのヤマハA3M、音はFractal AXEで作ってます。


 


カバー曲のアップはコレが年内最後になりそうです。
今年はパッとしない一年でありましたが、それでもたくさんの曲をカバー&コラボすることが出来ました。
それもこれもアレも、ホント皆様のおかげであります。
改めて感謝申し上げたて奉ります。



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マーティ・フリードマン「紅蓮華」


懲りずにまたマーティ・フリードマン先生をカバーしてもうた。
今度はアニメ主題歌としてお馴染み「紅蓮華」であります。

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この曲が話題になってるのは知ってたけど、ちゃんと聴いたことはなかったのです。
が、先日発売されたマーティ先生の「Tokyo Jukebox3」に、この曲のインスト版カバーが入ってて、それがスゴくカッコ良くてですな、これは弾いてみたいなと。

Tokyo Jukebox3に入ってる曲は全部ステキなんだけど、唯一この曲がカバー出来そうかなぁ、難易度低めかなぁ、なんて感じたので作り始めたモノの・・・やっぱり難しい・・・挫折しそうになること数回・・・

ま、もとからマーティ先生みたいな豊かな表現力、情感込めた演奏なんてのは自分には無理だと分かっていたけれど、ここまで難しいとは・・・
そのスゴさ、難しさを改めて痛感することとなった次第でありました。

そしてギターのみならず、ドラムもベースも凄い。
これはもう完コピなんて到底無理だから、自分の出来る範囲で、自分が楽しめればいいやと開き直って録ってみた。
・・・ってまぁ力量不足の言い訳ですスミマセン。

マーティ先生はジャクソンのシグネチャーモデルを使っていらっしゃいますよね。
2ハムのレスポタイプギター。
当然、この曲でもそのギターを使ってると思い込んでたら、全然ちゃう。
7弦出てくるわアーミングっぽいの出てくるわでちょっと慌てたっす。

7弦ギターは持ってないので、6弦ギターでオクターブ上を弾いて、DAWの機能でオクターブ下げました。
アーミングっぽい箇所はまぁ適当に。
ってか全編ちゃんとコピーできてないです。
怪しいトコが盛りだくさんですが、笑って聞き流して頂ければ幸いでございます。

使ったギターはSuhr Modern。
バッキングはAmpliTubeで、ソロ部はFractal AXEで音を作りました。



ちなみにアニメ「鬼滅の刃」はまだ見てません、ってかカナダでは見られませぬ。
早くNetflixでやってくれないですかねぇ・・・

マーティ先生のカバーをやると毎回自分の力量不足を痛感するのですが、練習すればちょっと近づけるかも、なんて到底思えない100億光年くらいの差を感じるので、モチベアップには繋がりません。
でも楽しかったからそれで良いのデス。



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カルメン・マキ&OZ「空へ」


カルメン・マキ&OZの「空へ」をカバーしました。

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カルメン・マキさんと言うと、子供の頃に「時には母のない子のように」をかすかに聞いた覚えがあるくらいで、この曲も今回初めて知ったのだけど、良い曲ですなぁ。

歌ってくださったのは 「青空、ひとりきり」 「嵐の素顔」のきら☆さんであります。
実はこの曲はきら☆さんのリクエストでカバーすることになった次第。

この曲、調べたら1977年発売のカルメン・マキ&OZ3枚目のアルバム「Ⅲ」に収められてたそうで、バンド自体は発売の直前に解散したらしい。

この時代の日本のロックバンドって、実はほとんど聞いたことがありませぬ。
何というか洋楽のマネじゃん、みたいな先入観があって、聞く気になれなかった。
ホント食わず嫌いでしたスミマセン。

ちゃんと聴いてみればどうしてどうして。
レベルの高いテクニックに裏打ちされた強烈な個性を感じますな。
その、海外バンドとは全く違う個性、バンド・カラーは、わびさびと言いますか、日本らしさとでも言いましょうか、とにかく日本人にしか出せないモノだと思われ、とっても好感が持てまする。

特にこの曲のギターがスゲーですな。
冒頭のチョーキングからしてもうタダ者じゃない。
この絶妙な音程をキープするのって、非常に難しいワケで、ギター弾きとしての腕を試されてるような、そんな強烈なチョーキングであります。
しばらくギター弾くのサボってた後で指先柔らかい時にコレ弾いたもんだから、ホント指先裂けるかと思ったわしばらく痛かったわ。
音程が微妙にずれているのは指の痛さ故だと察してください言い訳させてくださいホントすみません。


そんなワケで歌ってくださったのは前述の通りきら☆さんであります。
オケはギター意外打ち込みです。
キーを1音下げて録ったので、バッキングのギターはオリジナルキーで演奏&録音したモノをDAW機能で1音下げてAmpliTubeで音を作っとります。
ギターソロ部は、レギュラーチューニングのギターでオケに合わせて演奏&録音。
音はKemper ProfilerとBeyond Tube PreAmpの組み合わせ。
使ったギターはSuhr Modern。


最初は70年代のイメージでちょいローファイな感じの音にミックスしようかと思ったのだが、なんか曲の良さ、迫力をスポイルしそうな気がしたので、今どきの音のイメージに路線変更。
そしたら王道ハードロックってな感じになって結果オーライ、と本人的には思っておりまする。




きら☆さん、リクエストしてくださっただけあって、情感たっぷり、想いのこもった見事な歌いっぷり。
この曲の良さを更に引き立ててますなスバらしい。

きら☆さんのおかげで隠れた名曲を知ることが出来たし、今回もステキなコラボでありました!



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桑名正博「セクシャルバイオレットNo.1」


遅ればせながら&僭越ながら筒美京平さん追悼の意を込めて、桑名正博さんの「セクシャルバイオレットNo.1」をカバーしました。

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筒美京平さんの訃報を知らせる記事に、氏の作品が列挙されてたのだけど、その中にこの曲を見つけちょっと驚いた。
歌謡曲メインの人がこの曲を作ったとは思えなかったのであります。

この曲、1979年の発売。
その年のレコード大賞は、同じく筒美さん作曲の「魅せられて」。
セクシャルバイオレットNo.1と魅せられてが同じ人の作品だとは!?

例えば桑田佳祐とかユーミンとか米津玄師とか、それぞれの作品には皆、同じイメージ、パターンのような、つまりは個性を感じるものだけど、筒美さんの作品には、そんな共通イメージがないような気がする。
自分には曲を作る知識&能力がないから、そう感じるだけなのかも知らんけど、それだけバラエティに富んでてジャンルも多岐にわたるってのは事実かと。

歌ってくださったのはdaitakaさんであります。
この曲のタイトルを見た時、真っ先に思い浮かんだのがdaitakaさんの歌声。
もうこの曲を歌って頂くのならdaitakaさんしか考えられませぬ。

この手の歌を自分みたいな冴えないオヤジがカラオケで歌ったりすると、鼻に付いて殴られそうだけど、daitakaさんならノープロブレム。
色気、カッコ良さ、哀愁等々、そこら辺を全部ひっくるめた感じの歌声が、この曲にピッタリなのであります。
daitakaさんの色気のある歌声は、男性の私でもゾクゾク来ちゃいますです。

で、この曲、ヒットしてた当時は、ロックだなぁと感じたけど、今、改めて聞いてみれば、アレンジがかなり歌謡曲っぽい。
daitakaさんに歌って頂くのなら、やっぱカッコ良い感じにしたいと思い、オケはロックっぽくギターを目立たせて、ソロも追加しちゃった次第です。

使ったギターはJames Tyler。
エフェクト類はKemper ProfilerにOvaltoneの歪みペダル“OD-FIVE 2”の組み合わせ。
昭和感が出るよう、ちょっとファズっぽい音にしてみた。



この曲がヒットしてた頃、これはロックだ! なんて感じたのは、自分が子供だったってのもあるけど、桑名さんが歌ってたからというのが一番の理由なのかも。
歌が上手いだけじゃなく、キャラも立った人でないと、こんな曲はカッコ良く聞こえない&見えないと思うのだけど、その点、桑名さんはカッコ良かったです。
さすがアン・ルイスが惚れるだけはある。

そんな桑名さんをイメージして、ピッタリくる曲を作った筒美さんもまたスゴい。
改めて今は亡きお二人のスゴさを感じたのでありました。
合掌。



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SHOW-YA「青空、ひとりきり」

SHOW-YA版「青空、ひとりきり」であります。

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この曲、ご存じのとおりオリジナルは井上陽水。
それがハードロック調にカッコ良くアレンジされててですね、これは是非カバーしたいと。
歌ってくださったのは、前回の「勝手にしやがれ」と同じく、きら☆さんです。

今回もキーは1音下げ、つまりSHOW-YA版は半音下げなので、そこから更に半音2個分下げてるワケ。
ギターは「勝手にしやがれ」同様、半音下げでコピー&録音した音源を、DAWで1音分下げました。

Voのきら☆さん、曲調にピッタリマッチしてて良い感じの歌いっぷりです!
もとから怪しげなアレンジなのを、更に怪しく、そして妖艶な感じを漂わせてますなぁ。
音を下げたこともあって、手前味噌で申しワケないですが、良い雰囲気が出たように思っとります。



このアレンジ、やっぱカッコ良い!
このカッコ良さは、ドラムに負うところが大きいような気がする。
SHOW-YAってドラムが意外と凝ってて、オーソドックスなパターンの中にも個性が光る感じ。
コピーするのが大変だったけど、打ち込むのが楽しかったです。

あのマーティ・フリードマンがアレンジャーとしてアルバムに参加してるそうなので、このアレンジは彼の作なのかなぁ。
こんな風にハードロックに合いそうな古い曲をどんどん発掘して、新しいアレンジで聞かせて欲しいものです。


Music Trackでの公開ページはコチラ↓
http://musictrack.jp/musics/86738


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