Java Joe

カナダで暮らすギター好きなオヤジのブログ ☆ since 2012

Hole “Celebrity Skin”


Holeの“Celebrity Skin”をカバーしました。
知名度ちょっと低いバンド&曲ですがコレ、映画「キャプテン・マーベル」の劇中歌です。

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映画見てたら途中でコレが流れて、聞いたことあるけど何だっけなぁと気になって調べたら、Holeというバンドの曲でした。

何だかニルバーナっぽいなとも思ったら、Holeのボーカル、コートニー・ラブは、カート・コバーンの奥さんだった人なんですな。
グランジ系に詳しい人なら常識なんでしょうけど、自分は全く知らなかったですスミマセン。
グランジってニルバーナくらいしか聞いたことがなかった・・・

そんなワケでグランジはよく分かりませんが、この曲は良いですよね。
こんなハイゲインな歪みでコードストロークがガンガン来るのって何か新鮮。
鍵盤なしのシンプルなアレンジなんだけど、このチカラ強さ、重さはスゴい。
ギターオンリーで、しかも簡単なコトしかやってないのに、こんな分厚い雰囲気が出せるとは、グランジ恐るべし。


で、こんなちょいワルな気だるい感じを歌って頂くのなら、それはもう、きら☆さんなのであります。
キャプテン・マーベルの中でこの曲を聞いた時に、これはきら☆さんだよなぁ、と思ったんです。
やっぱり彼女もこの曲はご存じなかったようですが、それでも私のリクエストに快く応えてくださいました。

使ったギターは、とっても久しぶりのSuhr Classic T。
チューニングが安定しなかったんで弦を張り替えたんだけど、もしかしたら手に入れてから初めての弦交換だったかも。

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このギターを手に入れたのは確か3年前。
3年目で初の弦交換ってどうよ。
ものぐさでスミマセン。

音も構成もシンプルな曲なので、変化&厚みを加えるべくボーカル・トラックにオクターブ下の音を入れたり、ダブリング効果を狙ったり、ボーカロイド入れてみたりと、ちょっと小細工してます。
ギターの音はKemper Profilerで作りました。




きら☆さんの歌声は、もうこの曲にピッタリ!
期待以上の歌いっぷりで、ノリノリな楽しい曲が更に楽しくなりますな。
小難しい曲にチャレンジするのも良いけど、こんなシンプルでノリが勝負みたいな曲も良いですよね~。

今回も楽しいコラボでありました。
きら☆さんには改めて感謝です!


Music Trackの公開ページはコチラ↓
http://musictrack.jp/musics/81265


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石川さゆり「ウイスキーが、お好きでしょ」


CMソングとしても有名な石川さゆりの「ウイスキーが、お好きでしょ」をカバーしました。

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歌ってくださったのは、浜田麻里「Fantasia」に引き続き、K'coさんです。
ちょっと前にこの曲を偶然耳にした時「あぁ、これはK'coさんだな」と思ったんですよね。
K'coさんはヘビメタだけでなく、こんなおしゃれなバラード系もOK。
お上手な方は何を歌わせてもお上手なのですな。

早速ヤマハのMIDIデータを手に入れてオケのデモを作り、彼女にお願いしてみました。
が、その時はとてもお忙しそうだったので、多分歌うのは無理だろうと思って、オケは作り込む前のデモ版で打診してみた次第。
結果、やっぱりNGとのご返答でした。

ところが時は流れて冬の便りが届き始めた頃、何と歌いましたとの知らせが!
ちゃんと覚えていてくださったとは! ありがたや~!
しかも情感たっぷりでとってもステキな歌いっぷり!
あんな即席オケで歌って頂くなんて、ホント恐れ多いことでありました。

それから気合いを入れ直し、このステキな歌声に合わせるべく持ってるエフェクトを総動員して、オケをブラッシュ・アップしまくり、デモ版オケでは手を抜いて入れてなかったギター録音に取りかかった次第。

・・・そこでつまずいた。

この曲、オリジナルのギターの音が何か不思議なんですよね。
エレキなのかガットなのか判断が難しい。
フルアコのエレキなのかなぁ?

ともかく自分の持ってるエレキでは出せないような、ってかこれまで自分には全く縁の無かった、甘~くてアコースティック感満載の音なんですな。

それでエレキは諦め、久しぶりにエレガットを引っ張り出し弾いてみたものの、ナイロン弦の音作りとかよく分からんし、即席でこんなジャジーで情感たっぷりな演奏なんて出来る訳もなく、しばらく試行錯誤の日々。

コピーしようにもよく聞こえんし、こんな弾き手のフィーリング勝負みたいな演奏ってのは、うわべのコピーじゃ全く様にならんのです。

そんなワケなので、もう開き直って聞き取れるとこだけコピー。
あとは適当にアドリブで弾いてみた。


使ったのはこのギター。
Godin Multiac Nylon Duet Ambiance。
ちなみにMade in CANADAであります。

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ガット弦なのにネック幅は普通のアコギ並み、太さはアイバニーズのエレキ並というありがた~い仕様。
ボディ幅も薄いので、五十肩のオヤジにも優しいのです。

音色はエフェクター類も色々試した結果、結局BOSSのコンプCP-1Xのみ通して、あとはDAWのEQとコンプで音を作ってます。
前述の通りオケには、ヤマハ・データショップのMIDIデータを使いました。

そして今回は久々の動画でありまする。

 


なんちゃってジャズギターで本当にスミマセン。
K'coさんのステキな歌声に免じて許してくださいませ。

自分は下戸なんですけど、ウイスキーが飲みたくなるような、そんな気にさせられるK'coさんの甘く妖しい歌声に、みな様どうぞ瞬殺されてくださいませ。



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相川七瀬 “Break Out!”


相川七瀬の“Break Out!”をカバーしました。

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相川七瀬、良いですよねぇ。
でも歌える人がなかなかいないのでカバーするのは難しかったのだけど、なんとotoharuさんが歌ってくださいました。

アン・ルイス (Honery Dripper)に引き続き、otoharuさんが歌う女性ロックボーカリスト・シリーズ(仮称)第2弾であります。

男性が歌う、ということでキーを2音下げたので、ちょっとヘヴィーな感じが増しております。
当初はそのヘビーなイメージで、前回のアンルイス同様、ルーズでラフな感じにギターを弾いたら、コレがまったく合わない!

このリズム、ノリには、もっともっとタイトでシャープな感じじゃないとダメ。
やっぱアンルイスと相川七瀬は全然違うワケで。
アンルイスがドっカ~ンと重いパンチで決めるヘヴィー級ボクサーなら、相川七瀬は軽いフットワークでシャープなパンチを多く繰り出すライト級ボクサー。そんなイメージであります。
そこら辺を意識してギターもタイト&シャープに弾いてみた次第。

オリジナルは間奏部分に低い男声のコーラス(ってかハモってないからユニゾン?)が入ってるのだけど、そこをどうするかがミックス時の課題の1つでありました。
1オクターブ下げて歌ってもらうのは無理だし、DAWの機能でピッチ下げると、すご~く違和感のある声になっちゃう。

なのでDTM人生で初めてボーカロイドなんてのを使ってみた。
正直、ボーカロイドの声、ってか音には違和感を覚えるけど、この曲みたいな打ち込み要素ふんだんな曲には合ってると思うし、リアルな歌声と一緒に使うならOKかなぁと。

コレ、ユニゾン部は簡単なメロだったから、単純に打ち込んだだけでも何とかなったけど、複雑なメロ、歌い回しだったらアウトでしたな。
それに、日本語歌詞は日本語キャラ、“Break Out”の部分は英語キャラを使ったので、良く聞くと声がちょっと違いますけどご容赦下さい。

男声キャラ使っても音が高いと女声キャラに聞こえるってのも、使ってみて初めて分かったボーカロイドの特性。
あとオクターブ違うと声も全然変わりますねぇ。


ギターはいつものTom Anderson Angel。音は例によってFractal AXEで作りました。




楽しいですよねこの曲!
オリジナルには相川七瀬の魅力がたっぷりなんだけど、otoharuさんバージョンも違和感なく聞けるのがスゴいです。
ちゃんとご自分の歌にしていらっしゃる!

そして、聞いてて何かニヤニヤしちゃうのは、やってる本人達がとっても楽しんでいるからなのであります。


Music Trackでの公開ページはコチラです。↓

Joe:Break Out! / 相川七瀬 - ミュージック : musictrack



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ASIA “Don't Cry”


ASIAの“Don't Cry”をカバーしました。
G Forceさんとのコラボ第4弾であります。

 

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プログレには疎い自分でも、さすがにエイジアの名前は知ってました。
でも元イエスだとか、キングクリムゾンだとか言われても何のことやら、って感じ。
エイジアにしてもヒット曲"Heat Of The Moment"が記憶に残っていたぐらい。

いつもお世話になっているボーカリストのK'coさんから、この曲のリクエストを頂きまして、G Forceさんに打診したところ、これまたご快諾頂き、このコラボとあいなった次第であります。

とは言え、この曲、鍵盤類がたっぷりのアレンジ。
シンセもストリングス系とブラス系とベース系が総出演。
加えて全編ピアノも入ってる!

これは自分では耳コピ出来ないと思い、G Forceさんに泣きついたといころ、ご親切にG Forceさんが耳コピと打ち込みを引き受けて下さいました。
そしてG Forceさんが打ち込んだStudio Oneのデータを受け取り、いつものCUBASEではなくStudio Oneを使ってそのデータを仕上げ、オケを作ったという次第。

この曲、シンセの感じ、鍵盤各パートの絡み方がスゴく良いですよね。
自分じゃこの雰囲気は絶対に出せなかったと思います。
G Forceさん、歌だけじゃなく鍵盤類にも強いスゴいお方です。


考えたらプログレ系(ASIAがプログレと言えるかどうかは知らんけど)をカバーするのって初めてかも。
なのでいつもと考え方を変えて臨みましたです。

ギターは左右に1本ずつ入れたい!という願望も抑え、鍵盤メインでギターは控えめ。
逆にいつも控えてる空間系&揺れ系エフェクト成分は多めの増しマシで。

この曲、ギターが弾いてるメロディは、冒頭に出てくる1パターンのみなんですな。
それを繰り返してるだけ。
で、メインとなる部分ではエフェクトを加えて音質を変えてる。
甲高い音で、1オクターブ上の音が重なってるような音です。

そのエフェクトはオクターバーなのかギターシンセなのかよく分からんので、同じ雰囲気を出そうといつものFractal AXEで試行錯誤した結果、ワーミーが割と近い感じでした。

でも、ちょっとクセが強すぎて曲調に合わない合わない・・・
結局、DAWの機能を使って1オクターブ上げた音を元の音に加えて使いましたとさ。

そこら辺の小技やツボをついたオブリなんかは、とってもプログレの香りがして、スティーヴ・ハウさんカッコ良いです。


ギターはJames Tyler、音は前述の通り、Fractal AXEで作りました。
オケは、これまた前述の通りG Forceさんが打ち込んだデータに私の持ってる音源を当て、ギター演奏を加えて作りました。




この曲、ポップでメロディアスだから、さらっと聞き流せる感じだけど、よ~く聴いてみると凝ったアレンジが満載です。
そこら辺がいかにもプログレ出身の実力者の集まり、そんな印象です。
三つ星シェフ集団が本気でインスタントラーメン作ってみた、みたいなトコでしょうか。
これはハマりますよねぇ。

シンセとコーラスの厚さ、その2点がこの曲の肝だと思うのですが、G Forceさんのおかげで、特にその2点においては良い雰囲気が出せたのではないかと思っております手前味噌ながら。


Music Trackでの公開ページはコチラです↓

G Force:Don’t Cry / ASIA - ミュージック : musictrack



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Queenの名曲


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我々世代にとって、ブライアン・メイは音作りの教科書に載っているような存在ですよね。
ギターを始めたばかりの頃、クラプトンもペイジもベックもすでに大物だったけれど、ブライアン・メイは(ヴァンヘイレン、ルカサーも)まだ売り出し中の新人。
段々ビックネームになっていく様子を見ていたので、その分より身近に感じますな。

そんなワケでクイーンも、いつかカバーしたいと思っていたのだけど、やはりボーカルの難しさがネックですわな。
フレディさんの歌は、音程が高いし、早口言葉みたいな独特の言い回し。
歌唱力に加えて英語力もある人でないと歌えません。

そんな不安を解消して下さったのが、G Forceさんです。
前回の“Separate Ways”、前々回の“Double Vision”に引き続き歌ってくださいました。
例によって上のステキなジャケ画も、G Forceさんの作品なのであります。

曲はクイーンの中でも一番好きな“We Will Rock You”と“We Are The Champions”の2曲。
この2曲、自分の中ではペアで1曲なんです。

We Will~はアルバム「世界に捧ぐ」の1曲目、そしてWe Are~が2曲目。
このLPは当時ヘビロテしてたので、2曲で1組というイメージが強いのです。


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昨年、映画「ボヘミアン・ラプソディ」がヒットした時、クイーンが再注目されたのは嬉しかったけれど、あれはクイーンではなく、フィレディ・マーキュリーのお話でしたよねぇ。
クイーン=フレディ、みたいな認識が広がったのにはかなり違和感が。

自分にとってクイーンとはブライアン・メイなのです。
もちろんクイーンというバンドのカラー、曲のイメージを作っていたのはフレディだと思うけど、サウンドを作ってたのはブライアン・メイだと。
やっぱギタリストの存在が重要なのだと声を大にしたい!

もちろんカバーのテーマはブライアン・メイ・サウンドの再現、・・・と意気込んではみたモノの、やっぱり難しい。
タイミング良くAmpliTubeからブライアン・メイ・コレクションなんてモノが出たので、それ買っちゃおうかと思ったけれど、たぶん今回限りでもう2度と使わないだろうし、今更AmpliTubeに戻るってのも抵抗あったのでやめといた。

結局、いつものFractalを使うことに決め、ネットでブライアン・メイの音を再現したAXE用のプリセットをダウンロード、それに手を加えて録ってみた次第。
ネットでプリセットが手に入るってのは、今どきのマルチエフェクターの良いところですよね~。

ギターの音は、VOXアンプを思いっきり歪ませてワウ半止め+フェイザーかければ、それなりに雰囲気出るのだけど、あの分厚く甘い感じになかなかなりませぬ。
改めて曲を良~く聴いてみると、ギターの音はそんなに歪んでないし、なんであんなに分厚い音なのか不思議。

いつも思うのだけど、70~80年代の音って、なんであんな太くて優しい感じなんでしょう?
あれがアナログ+真空管の良さってことなのか?


そんな次第でギターの音はイマイチ似てないけれど、G Forceさんの熱唱と分厚いコーラスで、ボーカルはとっても良い雰囲気に仕上がっているのではないかと思われます。

G Forceさんにはこれまでずっとやりたいと思っていたロックの名曲を、立て続けに3曲も、いや4曲歌って頂いたのですが、徐々にパワーアップして、ラストのクイーンで爆発! そんな印象があります。
おかげさまでとっても楽しいコラボ3連発でした。
改めてお礼を申し上げます。

ギターはTom AndersonのAngelを使いました。
We Are~の方は、ヤマハデータショップのMIDIを使ってます。
実は一番大変だったのは、We Will Rock Youの足踏み(?)の音作りだったりします。





そういやWe Will Rock Youを今回改めて聴いてて気付いたのだけど、ラストのギターソロが最初は右寄りに聞こえるのだけど、最後に真ん中に寄ってくるよね。
なんでだろ?
ちなみにGreatest Hits (Remastered)に入ってるバージョンです。
オリジナルもそうなのかな?


Music Trackでの公開ページはコチラです↓

G Force:We will Rock You ~ We are the Champions / QUEEN - ミュージック : musictrack



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浜田麻里「Fantasia」


浜田麻里の“Fantasia”をカバーしました。

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浜田麻里さんのカバーは “Momentalia” に続き2曲目。
歌ってくださったのはMomentaliaと同じくK'coさんであります。

Momentaliaをやった時に、実はFantasiaも候補に挙がってて、両方やりたいと思ってました。
が、Momentaliaのコラボに自分もK'coさんもかなりの労力を掛けたので、即2曲目を、という訳にもいかず機会を逃して今日に至る。

で、ちょっと前にまとまった時間ができたので、これを機にオケを録ってしまおうと思い立った次第。
取りかかったらコレが楽しくて一気に作ってしまいました。

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↑ この “30th Anniversary Fan's Selection” というバンドスコアを使ったのだが、これが秀逸で、全然聞き取れなかった音がちゃんと楽譜になっているじゃないですか。
その通りに弾いたらCDと同じような響きになって(もちろん演奏クオリティは段違いだけれども)、とっても楽しかったのです。
ドレミ楽譜出版社さん、是非35th Anniversary 版も出してください。

そんな経緯で事前承認もなく、一気に仕上げたオケを、K'coさんにいきなり送りつけてしまいました。
これをぶしつけと言わずして何と言う。
まぁオケ作りは楽しかったし、歌を断られても十分モトは取ったからいいや、位の気持ちで送ってみたのであります。

そしたらK'coさん、オケを気に入ってくださったようで歌入れご快諾!
本当にありがたいお方ですな!

が、歌入れ作業はとっても大変だったご様子。
浜田麻里さんの歌は、ご存じの通り音程が高い高~い。
しかも絶叫系。
普通の人では絶対に歌えないと思うのです。
K'coさん、何度も歌い直して、最後はマイクから離れて絶叫ボーカルで録ったとのこと。

しかもこの曲、コーラスがまたスゴいんだな。
浜田(妹)絵里さんが姉さん顔負けのハイトーンでほぼ前編に分厚いコーラスを被せていらっしゃいます。

幸いバンドスコアにコーラス・パートも載っていたので、K'coさん何とその全パートを完璧に歌ってくださいました。

K'coさんは、長期間にわたるボーカル録音で数キロお痩せになったとか。
身を削るとは正にこのコト。
真の意味で全身全霊の熱唱でありましょう。
台風もガンガン来る真夏の暑さ&風雨の中、何度も絶叫させて本当に申し訳ありませんでした。


で、私の方の苦労はここから。
ボーカル&コーラスで8トラックも頂いたモノだから、DAWのCUBASEさんが超肥大化して、いつもの3倍くらい幅広な感じに。

さすがにコーラスもそれだけ多くなると、いつもは使わないグループチャンネルを使いコーラスパートを一つにまとめ、マルチバンドコンプを掛け~のまとめてリバーブエフェクトにセンドしーのメインVoとは違う設定のショート・ディレイを掛け~の・・・なんて手法も試してみたりと、なかなか勉強になりましたとさ。

浜田麻里さんの曲って、なんかスゴいんですな。
歌も演奏もそうなんだけど、音の作り方がコレまたスゴい。
特にボーカルの音が聴けば聴くほどワケが分からんのだけど、独特な響き方をしてますわな。

あれはEQによるものなのか、それとも何かのエフェクターなのか分からんけど、ミッドハイの音が強調されて不思議な雰囲気を作ってます。

その線を狙ってみたのだが、やっぱり無理。
なので、出来る範囲で派手な音を狙ってみた次第。
麻里ちゃんサウンドの秘密、どなたかネタばらしを乞う。

そんなこんなで悩むことが多かったけれども、それは全く苦じゃなくてむしろ楽。
オケ作りもミックスもとっても楽しい至福のひとときでありました。
K'coさんのようにステキなボーカルだったらなおさらなのであります。


ギターはJams Tylerを新しい弦で気合いを入れて。
音はいつものFractal AXEで作ったのだけど、ソロ前半がなかなかイメージ通りに行かず、色々試した結果、そこだけギターをPRS Brushstroke 24に変更。
音もOvaltoneのUB-S5とGD-013 ver.2.0をKemperに繋いで使ってみた。
更にKemperをパラアウトしてBOSS DD-500を繋いでディレイ音を録音。
結構ややこしやでありました。

オリジナルはギターの音が何というか、もっとギザギザ・ジャキジャキしてるんですよねぇ。
それでいて低音の迫力も十分に効いているという。
あの感じ、録音後で色々手を加えているように思うのだけど、どうやったらマネ出来るのでしょうか。

浜田麻里さん、ご本人はもちろんスゴいのだけど、バックのミュージシャンもレコーディングスタッフも超一流って感じです。
他のミュージシャンとのレベルの違いを感じます。
矢沢永吉にも同じことを感じるけど、麻里ちゃん永ちゃんは日本、いや世界の宝だと思われます。


 

長くなってスミマセン。
それだけ内容の濃いコラボだったのでついつい。
K'coさん、今回もまたステキなコラボをありがとうございました。



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Journey “Separate Ways”


ジャーニーの“Separate Ways”であります。

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’80年前後をルーツとする自分にとって、ジャーニーも避けては通れないバンド。
当時の3大ギタリストをあげろと言われれば、ヴァンヘイレンとルカサー、そしてニール・ショーンだと思うのです。

超絶テクという面では他の2人に比べ地味ではあるけど、ツボを押さえたバッキング、メロディアスなソロが素晴らしい!
バンドに特化した感のある演奏もまた好感が持てます。

今回カバーするに当たって思ったのだけど、例えばヴァンヘイレンならブラウンサウンドを再現しなくちゃいけない、ってのがある。
でもジャーニー(TOTOも)にはそんなイメージ、縛りがないような気がする。
ニール・ショーンやルカサーには、ヴァンヘイレンみたいな特定の音のイメージがないのですな。

それは彼らが過渡期&デジタルの黎明期に活躍したからだと言うのも理由だろうし、常に新しいモノを取り入れていたからでありましょう。
自分も新しいモノ好きなので、そんな時代と共に変化していく音、時代の先端を行こうとする姿勢にも好感が持てまする。


で、この曲“Separate Ways”。
もう何と言ってもギターがカッコ良い!
開放弦からのハーモニックス空ピッキングというイントロは、80年代ベストリフの1つじゃないでしょうか。
そしてキャッチーなメロから一気に速弾きへというソロ、その後の盛り上げ、もう全部がカッコ良い!

そんな想い入れのある曲をG Forceさんが歌ってくださいました。

ギターはJames Tyler Studio Eliteでバッキング、ソロはフロントPUの甘い感じを出したかったのでPRSのBrushstroke 24を使ってます。
そういやニールさんもPRSのユーザーでしたな。

エフェクトはいつものFractal AXE。
ソロのディレイにはBOSS DD-500を使いました。
やっぱディレイはDAWのプラグインより実機の方が良い感じ。

音はオリジナルではなく、Revelationに入ってるアーネル・ピネダが歌った再レコ版をイメージしました。

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このアルバム、ちょっと前だと思っていたらもう10年以上前の発売。
恐ろしや恐ろしや・・・
キーは諸般の事情により半音下げております。
ギターソロ後の展開はYouTubeで見つけたライブ映像をコピーしました。



いつものコトなんですけれど、今回もまたギターソロには苦労しましたです。
速弾きも何度もやり直したけど、最初のメロディアスな部分も、ピッチが安定しなくて何度も録り直しました。

ミディアムスケールのトレモロ付きギターを半音下げでやると、ちとピッチが甘くなる気がする・・・ってのは言い訳で、正確なピッチのチョーキングが苦手なのですスミマセン。
その点、ニール・ショーンの正確無比なベンドはスゲーです。


ちなみに冒頭のジャケ画はボーカルのG Forceさんの手によるモノです。
もうプロ級の腕ですよね。スゴいなぁ。
歌も良いしイラストもOK。自分で全部出来ちゃう方なのに、私なんぞのオケで歌ってくださるとは本当にありがたいことです。

実は今回、私の勘違いでご迷惑とご心配をおかけするという失態をやらかしました。
G Forceさんには改めてお詫び&感謝申し上げます。


Music Trackでの紹介ページはコチラ↓

G Force:Separate Ways / Journey - ミュージック : musictrack



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